薬用石けんなどに含まれるトリクロサンとは

わたしが子供の頃は、手を洗うときは、もっぱら固形の石けんを使っていました。 通っていた小学校の蛇口には、黄色い石けんがネットに入ってぶら下がっていましたが、そんな光景も今はあまり見ないですね。 そんなわたしでも、今では当たり前にポンプ式の薬用石けんが洗面台の脇に置いてあって、とても便利に使わせてもらっています。 handsoap 急いでいるときなんかは、ワンプッシュで石けんが出ると、次のアクションにスムーズに移行できるので、とてもありがたいものです。 今では、わたし達の生活に欠かせなくなったと言ってもよい、薬用石けんですが、アメリカでは規制の動きもあるようで、健康面ではあまり良くないという意見もあるようです。 「薬用」なのに人体に影響があるなんて、おかしな感じです。 もちろん、すべての薬用石けんが悪いというわけではなくて、一部の石けんに含まれる「トリクロサン」という成分が、ガンの増殖と関係があるという研究結果が出たそうです。

トリクロサンとはどんなもの?

で、そのトリクロサンは、どんな働きをするのかというと、「殺菌剤」として使われています。 トリクロサンは、おもにブドウ球菌などに対しての殺菌作用が強いので、黄色ブドウ球菌が原因となる食中毒の予防ができたりします。 しかしその反面、ネズミを使った実験では、トリクロサンを投与されたネズミのほうが、通常のネズミよりも肝臓ガンが多く発生したという結果になりました。 また、75%の人の尿からトリクロサンが検出されたという報告や赤ちゃんに授乳しているお母さんのうち、97%も母乳にトリクロサンが含まれていたという報告もあります。

薬用石けん以外にも使われているトリクロサン

ついでに、ちょっと気になって調べてみたら、このトリクロサンって薬用石けんだけに使われているんじゃないみたいでした。 ざっとあげてみると、以下のような製品にトリクロサンは含まれています。
  • ボディソープ
  • 歯磨き(液体含む)
  • デオドラントスプレー(クリーム)
  • デンタルリンス
  • ハンドクリーム
  • 洗顔フォーム
けっこうありましたね。個人的には歯磨き粉の中に入ってるんだと思って、ちょっと驚きましたが、口の中に入れる歯磨き粉のような製品には、少量しか含まれていないそうなので、安心しました。 先ほどの、ネズミの実験の話ですが、これは通常の使用量をはるかに超えた量のトリクロサンを投与されていますから、わたし達が普通に手洗いに使っている基準から比べたら、あり得ない量を摂取させた結果です。 なので、今すぐに使用をやめるとか、そんな心配はいらないと思いますし、わたしは、これからも薬用石けんは使い続けると思います。 固形石けん ただ、現在授乳中の方や妊婦の方は、気になるようでしたら、トリクロサンを使用した製品を避けるという選択もありだと思います。 ちなみに、アメリカのFDA(日本の厚生労働省みたいなところ)のウェブサイトには、トリクロサン入りのボディウォッシュと普通の石けんと水で洗ったときで、何も変わりはなかったと書いてあります。  

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